就職説明会に参加した後
「あまり知らない企業だけど、説明会の話をきいて企業に興味を持ちました!」
と応募を決める学生も少なくありません。
特に中小企業であれば、説明会は自社をしってもらう良い機会です。
そこで説明会の満足度が高いか低いかで、その後の採用活動にも大きく影響します。
大きくわけて2つ。
一つは「内容」。学生が知りたい内容になっているか?
二つ目は「伝え方」です。
では、学生は説明会で何を知りたがっているのでしょうか。
学生が知りたい内容になっているか?
(1)事業、業務内容について
・どの業種(業界)に属しているか
・業界内でのポジション(シェア率など)
・誰のどのような課題を解決する仕事か
・どのようなビジネスモデルで収益をあげているのか
・代表的な商品(サービス)
・自社の競争優位性・独自性・強み/弱み
・今後の方針 など
HPに詳しく記載してあっても、かみ砕いて学生がイメージしやすいように伝えることで、働くイメージがしやすくなります。
(2)求める人物像について
「企業が求める人物像に自分が当てはまるか?」を知ることで、応募の際に意欲を高めることができ、学生と企業のミスマッチを減らすことができるし、志望動機でもアピールしやすなります。
そのため、学生は企業が欲しがっている人物像をできるだけ具体的に知りたがっています。活躍している社員の特徴などを具体的にあげることもよいでしょう。
(3)福利厚生について
休みや育児休暇がとりやすいか、社員を大切にする風土があるか、残業が少ないか、などを長く働くうえで重要視しています。
面接時には聞きにくいという学生が多いので、説明会時にしっかりと伝えることで、志望度をあげることができます。
(4)教育サポート、キャリアモデル
新入社員研修や、メンター制度、キャリア相談体制など自立・自律するためのサポートがあるかによって、働くうえでの不安解消に繋がる安心材料となります。
また自身が働く数年後のイメージが描けることで志望動機に繋がります。
(5)社内の雰囲気、人間関係
一番知りたいポイントです。
フラットなのか、風通しのよい職場環境なのかなど、自分が働くうえでの人間関係を気にする学生は多いです。雰囲気が明るい、人事の人柄がいい、人間関係が良く働きやすいという点が伝わることで、志望度が高くなります。
ブラスαとして、
就職活動や面接のアドバイスなど、人事の視点から就職活動のエールがあると、印象がよくなります。
そして、学生に興味をもってもらうためにも、説明会で
「この企業、おもしろそう!知りたい情報を惜しみなく伝えてくれるし、わかりやすい」
と感じてもらうことを意識して説明会で何をどう伝えるか、魅せ方も重要です。
このように説明会で伝え方が良くないと、企業の印象にも影響があります。
学生からすると「社会人の人はプレゼンが上手」と期待値が高いため、期待を下回るとがっかりするのです。
まず伝える構造(内容)を組み立てます。
例は座談会を設定しています。
プレゼンをした後に座談会を組んでおくと、双方向の対話ができ、学生の満足度があがります。
説明会で使用するスライドは、すっきり仕上げることがポイントです。
あれもこれも伝えたいことがあると思いますが、「伝わらない」と意味がありません。
まずは興味を持ってもらい、調べたいとなるように。
スライドから興味をもってもらい、視覚→言葉による理解につなげます。
説明から応募につなげていけるよう、見直すこともおすすめします。
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